大津波への備え:命を守るために
大津波とは、文字通り非常に規模の大きい津波のことです。津波は、海底で起こる地震や海底火山の噴火といった地面の大きな動きが原因で発生する、波長のとても長い波のことを指します。気象庁では、津波の高さが高いところで3メートルを超えるものを大津波と定めています。そして、津波の高さが高いところで3メートルを超えると予想される場合、大津波警報が発表されます。さらに、津波の高さの予想は、10メートルを超える、10メートル、5メートルと3段階に分けられています。
大津波は、その巨大な力によって、沿岸の地域に大変な被害をもたらすことがあります。家や建物が壊れるだけでなく、広い範囲で水が押し寄せ、人々の命を奪う危険性が非常に高いです。大津波は、押し寄せる水の量も膨大で、通常の波とは比べ物にならないほどの破壊力を持っています。建物や車など、人間が作ったものは簡単に流されてしまいます。また、津波が引く際にも強い流れが発生し、巻き込まれると命を落とす危険があります。
大津波警報が発表された際は、一刻も早く安全な場所に避難することが何よりも大切です。避難場所は地域によって異なりますので、普段から自分の住んでいる地域の避難場所や避難経路を確認しておきましょう。また、ハザードマップで自宅周辺の危険性を把握しておくことも重要です。いざという時のために、家族と避難方法について話し合ったり、非常持ち出し袋を準備しておくなど、日頃からの備えを怠らないようにしましょう。命を守るためには、自分の身は自分で守るという意識を持つことが大切です。