#9110:いざという時の相談窓口

#9110:いざという時の相談窓口

防災を知りたい

先生、「警察総合相談電話番号」って、災害の時にも使えるんですか?

防災アドバイザー

いい質問だね。災害の時は110番や119番に繋がらなくなる可能性もあるから、使えると思うかもしれないけど、警察総合相談電話番号(#9110)は、犯罪被害の相談窓口なんだ。災害の時の連絡先ではないんだよ。

防災を知りたい

なるほど。じゃあ、災害の時は110番や119番に電話すればいいんですね。

防災アドバイザー

そうだね。ただし、110番や119番が繋がらない場合に備えて、地域の防災無線や自治体のホームページなど、他の情報入手手段も知っておくことが大切だよ。

警察総合相談電話番号とは。

「災害と防災に関係する言葉、『警察総合相談電話番号』について説明します。警察総合相談電話番号とは、犯罪の被害に遭う前などに、暮らしの安全を守るための相談を受け付ける窓口(電話番号)のことです。この電話番号は、地域によって違いますが、全国共通の短い番号「#9110」を使えば、自動的に担当の相談窓口につながります。この窓口では、違法な金貸しや悪質な商売、男女間の暴力、つきまといなど、いろいろな相談を受け付けていて、相談内容に合わせて専門の担当者が対応します。土曜日、日曜日、祝日、そして夜間は、担当の係員につながるか、留守番電話につながります。

困った時の相談窓口

困った時の相談窓口

日々の暮らしの中で、思いがけない困りごとに直面することは誰にでもあります。例えば、巧みな言葉で商品を売りつける悪質な訪問販売の業者に騙されそうになったり、隣の住民との間で騒音や境界線などを巡るもめ事が起こったり、あるいはつきまといや嫌がらせといったストーカー被害に遭うかもしれません。このような状況に陥った時、どこに相談すれば良いのか分からず、誰にも言えずに一人で悩みを抱え込んでしまう人も少なくないでしょう。一人で抱え込まずに、誰かに相談することで解決の糸口が見つかる可能性が高まります。

そんな時に心強い味方となるのが、警察総合相談電話番号「#9110」です。この番号は、犯罪による被害を未然に防いだり、日々の生活の安全を守るための相談窓口として、国民生活の安全と安心を支えるために設けられています。「#9110」は緊急の事件や事故の発生を知らせる110番とは異なり、緊急ではない困りごとや相談事を警察に伝えるための窓口です。例えば、不審な人物を見かけた、怪しい電話がかかってきた、近所で騒ぎが起きているなど、緊急を要するわけではないけれど、何となく不安を感じる出来事があった際に利用できます。また、悪質な訪問販売業者への対処法や、近隣住民とのトラブル解決のアドバイス、ストーカー被害への対応などについても相談できます。相談内容は警察官が丁寧に聞き取り、必要に応じて関係機関への連絡や助言などを行います。相談は24時間365日受け付けており、通話料は無料です。

#9110番は、皆さんの暮らしの安全を守るための身近な相談窓口です。いざという時のために、この番号を覚えておきましょう。また、家族や友人など周りの人にもこの番号を伝えて、地域全体の安全安心につながるよう努めましょう。

相談窓口 電話番号 用途 対応時間 通話料
警察総合相談 #9110 緊急ではない困りごとや相談事
例:不審な人物、怪しい電話、近所の騒ぎ、悪質訪問販売、近隣トラブル、ストーカー被害など
24時間365日 無料
緊急通報 110 事件や事故の発生を知らせる

全国共通の短縮ダイヤル

全国共通の短縮ダイヤル

事件や事故に巻き込まれたり、あるいは、そのように感じて不安を抱いたり、困ったときは、警察に相談することが大切です。速やかに警察に連絡することで、事態の悪化を防いだり、必要な支援を受けたりすることができるからです。しかしながら、各都道府県の警察の相談窓口の電話番号は異なっており、緊急時にすぐに適切な番号を思い出すのは難しい場合があります。

このような状況を改善するために、全国共通の短縮ダイヤル「#9110」が設けられています。この番号に電話をかけると、発信した場所を管轄する警察本部、もしくは警察署の相談窓口に自動的につながります。つまり、今いる場所がどこであっても、迷うことなく警察に相談することができるのです。例えば、旅行先で事件に巻き込まれた場合や、引っ越し先で不審な人物を見かけた場合など、土地勘がない場所でも安心して利用できます。

「#9110」は、緊急通報用の「110番」とは異なり、事件や事故が発生したときに利用するものではありません。例えば、近所で騒音がひどい、不審な電話がかかってきた、子供がいなくなったなど、事件や事故になりそうな予兆を感じた時、あるいは、防犯対策について相談したい時などに利用します。ただし、今まさに事件や事故に巻き込まれている、もしくは発生したのを目撃した場合は、「110番」に電話をかけましょう。

この「#9110」は、覚えやすく使いやすい番号です。いざという時に慌てずに済むよう、普段から意識して覚えておく、あるいは、携帯電話などに登録しておくことをお勧めします。日頃からこの番号の存在を意識しておくことで、いざという時に落ち着いて行動できるはずです。

電話番号 用途 説明
110 緊急通報 事件・事故が発生したとき。
#9110 警察相談専用電話 事件・事故になりそうなとき、防犯相談など。緊急性がない場合。

幅広い相談内容に対応

幅広い相談内容に対応

警察相談専用電話(#9110)は、暮らしの中の様々な困りごとや心配事について、相談を受け付けています。この番号一つで、幅広い相談内容に対応できることが大きな特徴です。

例えば、お金に関するトラブルで悩んでいる場合、違法な高金利でお金を貸し付けるヤミ金や、巧妙な手口で商品やサービスを売りつける悪質商法などに関する相談をすることができます。また、家庭内での暴力や、恋人や元恋人からのつきまとい行為といった深刻な問題についても相談できます。配偶者や恋人から受ける暴力は、身体的なものだけでなく、精神的なものも含まれます。言葉による脅迫や、行動の制限なども相談の対象です。さらに、近隣住民とのトラブルや、子どもの非行といった、地域社会における問題についても相談を受け付けています。ご近所との騒音問題や、子どもの万引き、いじめといった具体的な事例はもちろんのこと、子育てに関する一般的な悩みなども相談可能です。

警察相談専用電話には、それぞれの分野に精通した相談員が配置されています。相談内容に応じて、適切な部署や担当者につなぎ、専門的な助言や指導を受けることができます。相談内容は秘密厳守とされ、プライバシーにも配慮した対応が行われます。問題を抱え込んで一人で悩んでいると、事態が悪化してしまうこともあります。問題解決の第一歩として、まずは警察相談専用電話に相談してみることをお勧めします。解決の糸口が見つかるだけでなく、相談することで気持ちが楽になることもあるでしょう。気軽に相談できる窓口として、ぜひ活用してみてください。

相談カテゴリ 相談例
お金のトラブル ヤミ金、悪質商法
家庭問題 家庭内暴力(DV)、ストーカー行為、精神的DV(脅迫、行動制限など)
近隣トラブル 騒音問題
子どもの問題 非行(万引きなど)、いじめ、子育ての悩み

専門の係員による対応

専門の係員による対応

困りごとを抱え、どこに相談すればよいか分からず途方に暮れる時、頼りになるのが警察総合相談電話番号です。この番号では、様々な分野に精通した専門の係員が、相談内容に応じて的確に対応してくれます。例えば、巧妙な手口で金銭を騙し取る悪質商法の被害に遭った場合、一人で悩まずに相談してみましょう。係員は、消費者の権利を守るための相談窓口である消費生活センターや、法律の専門家である弁護士といった関係機関と連携を取りながら対応にあたります。相談者の状況を丁寧に聞き取り、問題解決に繋がる助言や指導をしてくれます。また、つきまといなど、ストーカー行為に悩んでいる場合も、警察総合相談電話番号に相談することで、被害者の安全を最優先に考えた対応をしてもらえます。ストーカー行為はエスカレートする恐れがあるため、迅速な対応が求められます。係員は相談内容を慎重に確認し、必要に応じて警察官を派遣するなど、状況に応じた適切な措置を講じてくれます。金銭問題やストーカー被害以外にも、様々な相談に対応しています。家庭内のもめごとや近隣とのトラブル、子どもの非行といった、誰にも相談できずに抱え込んでいる問題も、専門の係員が親身になって対応してくれます。相談者の気持ちに寄り添い、丁寧な言葉遣いで話を聞いてくれるため、安心して相談できるでしょう。一人で抱え込まずに、まずは相談してみることが、問題解決への第一歩となります。

相談内容 相談窓口 対応 連携機関
悪質商法 警察総合相談電話番号 助言・指導、問題解決への支援 消費生活センター、弁護士
ストーカー行為 警察総合相談電話番号 被害者の安全を最優先とした対応、状況に応じた適切な措置(例:警察官派遣)
家庭内のもめごと、近隣トラブル、子どもの非行など 警察総合相談電話番号 親身な対応、丁寧な助言

土日祝日・夜間の対応

土日祝日・夜間の対応

困った時、どこに相談すれば良いのか分からず不安になる方は少なくありません。特に、事件や事故に巻き込まれたり、あるいは身近なトラブルに直面したりした際、土日祝日や夜間など、通常の行政機関が閉まっている時間帯は、より一層不安が募るものです。このような時でも、警察は国民の安全を守るため、24時間体制で対応しています。

警察への相談窓口として知られる警察総合相談電話は、平日の昼間はもちろんのこと、土日祝日や夜間も対応しています。いつでも相談できる窓口があるという安心感は、緊急時において大きな支えとなるでしょう。ただし、土日祝日や夜間は、通常時とは対応方法が一部異なる場合があります。平日の日中は各都道府県警察本部の相談員が直接対応していますが、土日祝日や夜間は、当直の担当者に繋がったり、留守番電話での対応となる場合があります。

緊急ではない相談の場合、例えば、近所で騒音が気になる、落し物をしたといった場合は、平日の日中に改めて相談することをお勧めします。これは、専門の相談員が対応することで、より適切な助言や対応を受けられる可能性が高まるためです。

しかし、緊急を要する場合は、ためらうことなく、すぐに警察総合相談電話に連絡しましょう。事件や事故に巻き込まれた、あるいは、今まさに犯罪被害に遭っているといった場合は、一刻を争う事態です。迷わずに電話をかけ、状況を説明することが大切です。留守番電話に繋がった場合でも、氏名、連絡が取れる電話番号、そして相談内容を録音しておけば、後ほど担当者から連絡が来ます。迅速な対応に繋がるよう、落ち着いて、必要な情報を伝えるようにしましょう。

時間帯 相談窓口 対応 備考
平日昼間 警察総合相談電話 各都道府県警察本部の相談員が直接対応
土日祝日・夜間 警察総合相談電話 当直の担当者または留守番電話 緊急時以外は平日昼間の相談推奨

相談の秘密は厳守

相談の秘密は厳守

警察相談専用電話は、皆様の悩みや困りごとを伺うための大切な窓口です。相談された内容は、法律によって守られる秘密として、厳重に取り扱われます。相談員は、皆様のプライバシー保護について特別な訓練を受けており、相談内容が外部に漏れることは決してありません。

警察への相談をためらう理由の一つに、周りの人に知られてしまうのではないかという不安があるかもしれません。しかし、この相談電話では、相談者の氏名や住所、連絡先などの個人情報は、相談内容と同様に秘密として厳重に管理されます。相談記録は特別な保管庫で管理され、許可なくアクセスすることはできません。また、相談内容を他の機関や個人に伝える際には、必ず相談者の同意を得ることを徹底しています。

家庭の問題、近隣とのトラブル、子どもの非行、悪質商法の被害など、一人で抱え込まずに、まずは気軽に相談してみてください。相談員は、親身になって話を聞き、問題解決のための助言や関係機関の紹介など、必要な支援を行います。相談内容によっては、直接警察官が対応することもあります。

誰にも話すことができず、一人で悩んでいる時、警察相談専用電話は、皆様の力強い味方となります。秘密は必ず守られますので、安心して悩みや不安を打ち明けてください。一人で抱え込まずに、まずは電話をかけてみてください。きっと解決への糸口が見つかるはずです。

項目 説明
相談内容の秘密保持 法律で守られた秘密として厳重に取り扱われます。相談員はプライバシー保護の訓練を受けており、外部に漏れることはありません。
個人情報の保護 氏名、住所、連絡先などの個人情報は相談内容と同様に秘密として厳重に管理されます。相談記録は特別な保管庫で管理され、無許可アクセスはできません。
情報共有のルール 他の機関や個人に相談内容を伝える場合は、必ず相談者の同意を得ます。
相談例 家庭の問題、近隣トラブル、子どもの非行、悪質商法被害など
相談員の役割 親身になって話を聞き、問題解決のための助言、関係機関の紹介など必要な支援を行います。必要に応じて警察官が対応します。