
薬物依存からの離脱:禁断症状を知る
禁断症状とは、体に馴染んでしまった薬物を急に断つ、あるいは量を減らした時に現れる様々な不調のことです。この不調は体だけでなく心にも現れ、薬物が無い状態では体と心がうまく働かなくなってしまうことで起こります。まるで体が薬を求めて叫んでいるかのように、様々な症状が現れます。
体に現れる症状としては、まず頭が痛くなったり、汗が止まらなくなったり、体が震えたり、ひきつけを起こしたりすることがあります。また、体がふらついたり、筋肉の力が抜けてしまったり、言葉がうまく話せなくなったりすることもあります。
心に現れる症状としては、注意力が散漫になったり、記憶があいまいになったり、感情の起伏が激しくなったり、何事にも意欲がわかなくなったりすることがあります。さらに、強い不安感に襲われたり、夜眠れなくなったり、気分が落ち込んでしまったり、現実には無いものが見えたり聞こえたり、事実とは異なることを信じてしまったりすることもあります。
これらの症状の重さや続く期間は、どんな薬物を使っていたか、どれくらいの量をどれくらいの期間使っていたか、そしてその人の体質によって大きく変わります。軽い症状ですぐに治まる人もいれば、重い症状が長く続く人もいます。禁断症状は、薬物への依存から抜け出すための大きな壁となるため、医師や周りの人の支えがとても大切です。