ローリングストック

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災害に備える

ローリングストックで災害に備える

ローリングストックとは、普段の生活の中で無理なく続けられる防災対策の一つです。食品や日用品を少し多めに買い置きし、使った分だけ買い足していくことで、一定量の備蓄を常に保つことができます。 この方法の最大の利点は、賞味期限切れによる無駄を減らせることです。備蓄品は、特別な非常食ではなく、普段から食べているものや使っているものを利用します。毎日使うものなので、自然と消費し、使った分を買い足すというサイクルが生まれます。これにより、賞味期限を気にすることなく、常に新しい食品を備蓄しておくことができます。また、定期的に消費するため、食品の鮮度も保たれ、味や品質の変化にも気づきやすいという利点もあります。 ローリングストックは、収納場所にも困りません。特別な保管場所を確保する必要はなく、普段使っている棚や戸棚に収納できます。家の中に特別なスペースを作る必要がないため、誰でも手軽に始めることができます。 備蓄対象となるのは、日ごろから消費している食品や日用品です。例えば、缶詰、レトルト食品、乾麺、飲料水、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、洗剤などが挙げられます。家族構成や食の好みを考慮し、必要なものをリストアップしておくと、買い物の際に便利です。また、ローテーションの目安となるように、食品や日用品に購入日を記載しておくと、管理しやすくなります。 ローリングストックは、災害時だけでなく、急な病気やケガ、停電などのライフラインの停止時にも役立ちます。普段の生活の中に防災意識を組み込んでおくことで、いざという時に慌てずに済みます。無理なく始められる備蓄方法として、ローリングストックを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。