犯罪から守る 共連れによる侵入を防ぐ対策
共連れとは、許可を得た人が建物などに入るとき、許可のない人がそれと同時に不正に侵入することです。あたかも許可を得た人の背後に隠れるように一緒に入るところから、共連れと呼ばれています。これは、集合住宅、事務所ビル、学校など、様々な場所で起こりうる安全管理上の問題です。自動施錠の仕組みが備わっている場合でも、住民や職員が入館する際、怪しい人が便乗して侵入する事例が絶えません。特に、荷物を持っているときや急いでいるときは、周りの様子への注意がおろそかになりやすく、共連れのリスクが高まります。このような不正侵入は、盗難や器物損壊といった犯罪につながるおそれがあるため、警戒が必要です。共連れを防ぐためには、まず、入退館時の周囲への注意が重要です。誰かが後ろに続いていないかを確認し、不審な人物を見かけたら声をかけるなど、積極的な対応を心掛けましょう。また、管理者側は、防犯カメラの設置や監視体制の強化、そして入館証の適切な管理など、セキュリティ対策を徹底する必要があります。さらに、居住者や職員に対して共連れのリスクや対策についての啓発活動を行い、意識向上を図ることも大切です。一人ひとりが防犯意識を高め、周囲との協力体制を築くことで、共連れによる被害を未然に防ぐことができます。日頃から「開錠と同時にすぐ扉を閉める」「不審者に気づいたら声をかけ、必要に応じて警備員や警察に通報する」といった行動を心がけ、安全な環境づくりに努めましょう。
