原子核

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原子:エネルギーの源

物質を細かく分けていくと、最終的にそれ以上分割できない粒にたどり着きます。これが原子です。全ての物質はこの原子からできており、いわば物質の最小単位と言えるでしょう。原子は、中心部に原子核があり、その周りを電子が高速で回っている構造をしています。まるで太陽の周りを惑星が公転している太陽系のようなイメージです。原子核はさらに小さな粒子である陽子と中性子から構成されています。陽子はプラスの電気、正電荷を帯びていますが、中性子は電気的に中性で電荷を持ちません。原子核の周りを回る電子はマイナスの電気、負電荷を帯びています。通常、原子の中にある陽子の数と電子の数は同じなので、原子全体としては電気を帯びていません。原子の種類は、原子核に含まれる陽子の数で決まります。陽子の数が1つなら水素、8つなら酸素、といった具合です。陽子の数が変わると原子の性質も大きく変わり、異なる元素となります。水素は軽い気体ですが、酸素は物を燃やすのを助ける気体です。このように、陽子の数は原子の性質を決定づける重要な要素です。原子核の中では、陽子と中性子がぎゅっと凝縮して存在しています。これらを結び付けているのが、核力と呼ばれる非常に強い力です。プラスの電気を帯びた陽子同士は本来反発し合うはずですが、核力はそれよりもはるかに強く、陽子と中性子を原子核の中にしっかりと閉じ込めています。この核力のおかげで、原子核は安定した状態を保つことができるのです。