大規模火災から命を守る!指定緊急避難場所とは?
大きな地震などが起きた後、火災が急速に広がり、辺り一面が火の海となる危険があります。このような広域火災から私たちの命を守るために、安全な場所としてあらかじめ決められているのが指定緊急避難場所です。
指定緊急避難場所は、火災の熱や煙から身を守ることができるよう、十分な広さがあること、火に強い構造であることなどを考えて選ばれています。多くの場合、公園や学校、大きな建物などが指定されていますが、地域によって違うため、住んでいる地域の指定緊急避難場所を前もって確認しておくことが大切です。市役所や区役所、消防署などで教えてもらうことができますし、各自治体のホームページにも掲載されていることが多いです。
指定緊急避難場所には、一時的に滞在するためのスペースが確保されています。広域火災が発生した場合、危険な区域から速やかに避難し、指定緊急避難場所で安全を確保することが重要です。そして、火災の状況が落ち着くまで、そこで待機することになります。落ち着いて行動するために、水や食料、毛布、常備薬などの防災用品を準備しておくと安心です。
いざという時に慌てずに避難できるよう、普段から避難する道筋や避難場所を確認し、家族で話し合っておきましょう。避難場所までの道のりを実際に歩いてみるのも良いでしょう。地図に書き込んだり、写真を撮影したりして、分かりやすいように記録しておくことも役立ちます。また、災害時の連絡手段についても、家族で事前に決めておきましょう。携帯電話が繋がりにくい場合も想定し、公衆電話の場所を確認しておくことや、災害用伝言ダイヤルの使い方を理解しておくことも大切です。
日頃からの備えが、あなたの命を守ることに繋がります。ぜひ、今日から準備を始めましょう。