#9110:いざという時の相談窓口
日々の暮らしの中で、思いがけない困りごとに直面することは誰にでもあります。例えば、巧みな言葉で商品を売りつける悪質な訪問販売の業者に騙されそうになったり、隣の住民との間で騒音や境界線などを巡るもめ事が起こったり、あるいはつきまといや嫌がらせといったストーカー被害に遭うかもしれません。このような状況に陥った時、どこに相談すれば良いのか分からず、誰にも言えずに一人で悩みを抱え込んでしまう人も少なくないでしょう。一人で抱え込まずに、誰かに相談することで解決の糸口が見つかる可能性が高まります。
そんな時に心強い味方となるのが、警察総合相談電話番号「#9110」です。この番号は、犯罪による被害を未然に防いだり、日々の生活の安全を守るための相談窓口として、国民生活の安全と安心を支えるために設けられています。「#9110」は緊急の事件や事故の発生を知らせる110番とは異なり、緊急ではない困りごとや相談事を警察に伝えるための窓口です。例えば、不審な人物を見かけた、怪しい電話がかかってきた、近所で騒ぎが起きているなど、緊急を要するわけではないけれど、何となく不安を感じる出来事があった際に利用できます。また、悪質な訪問販売業者への対処法や、近隣住民とのトラブル解決のアドバイス、ストーカー被害への対応などについても相談できます。相談内容は警察官が丁寧に聞き取り、必要に応じて関係機関への連絡や助言などを行います。相談は24時間365日受け付けており、通話料は無料です。
#9110番は、皆さんの暮らしの安全を守るための身近な相談窓口です。いざという時のために、この番号を覚えておきましょう。また、家族や友人など周りの人にもこの番号を伝えて、地域全体の安全安心につながるよう努めましょう。