地震 体感できる地震:有感地震とは?
私たちは大地の揺れを、体で感じ取ることができます。この体感できる揺れこそが、有感地震と呼ばれるものです。読んで字の如く、人間が実際に揺れを感知できる地震という訳です。日常生活の中で、「あっ、地震だ!」と感じるのは、まさにこの有感地震が発生した時です。この有感地震の揺れの強さは、実に様々です。ほんの少しだけグラッと感じる程度の小さな揺れから、立っていることが難しくなるほどの非常に激しい揺れまで、地震の規模、すなわちマグニチュードや震源からの距離、そして地盤の硬さなどによって大きく変化します。この揺れの強さを表すために用いられるのが震度です。気象庁が定めた震度階級は、揺れの大きさによって0から7までの10段階(5弱、5強、6弱、6強を含む)で表現されます。計測器で捉えられても人間が感じることができない震度0の地震は、無感地震と呼ばれます。一方、震度1以上を観測した場合は、有感地震として記録されます。有感地震は、私たちの生活に直接的な影響を及ぼします。小さな揺れでは、物が少し揺れたり、わずかに音がする程度で済む場合もありますが、大きな揺れになると、家具が倒れたり、建物が損壊するなど、甚大な被害をもたらす可能性があります。食器棚の扉が開いたり、天井から吊り下げられた照明が揺れるといった現象も、有感地震の際に起こり得る現象です。ですから、有感地震は、地震に対する備え、すなわち地震防災を考える上で、非常に重要な要素となります。私たちは、日頃から地震への心構えを忘れず、家具の固定や非常持ち出し袋の準備など、適切な対策を講じる必要があります。
