測定 浸水高:その深さが命を守るカギ
浸水高とは、ある地点の地表面から水面までの高さのことを指します。別の言い方として「浸水深」も使われます。洪水や内水氾濫、高潮、津波など、様々な水害でこの浸水高という尺度が使われます。浸水高は、床下浸水や床上浸水など、浸水の程度を測る重要な指標となります。例えば、川が氾濫して家が水に浸かったとしましょう。この時、家の床面から水面までの高さが浸水高です。床下浸水とは、浸水高が床面より低く、床下だけが水に浸かっている状態です。床上浸水とは、浸水高が床面より高く、家の中にまで水が浸かってきている状態です。床上浸水の場合、家財道具への被害はもちろんのこと、人命にも危険が及ぶ可能性が高まります。浸水高がさらに高くなると、二階にまで水が達することもあります。また、道路が冠水した場合も浸水高という表現を使います。この場合は、道路の路面から水面までの高さを浸水高と呼びます。道路の冠水は、車の通行を妨げるだけでなく、歩行者にとっても危険です。特に、マンホールなど、水に隠れて見えなくなっている場所を歩くのは大変危険です。思わぬ転落事故につながる可能性がありますので、冠水した道路には絶対に近づかないようにしましょう。このように、浸水高の情報は、災害時の避難判断や、適切な防災行動をとる上で非常に重要です。気象情報や自治体からの避難情報に注意し、浸水高の予測情報が提供されている場合は、その情報に基づいて、早め早めの避難を心がけましょう。浸水想定区域図などを事前に確認し、自宅や職場周辺の浸水リスクを把握しておくことも重要です。いざという時に、落ち着いて行動できるよう、日頃から防災意識を高めておきましょう。
