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犯罪から守る

車上荒らし対策のポイント

車上荒らしとは、駐車中の自動車から金品やカーナビなどの品物を盗み出す犯罪行為です。警察では「車上狙い」と呼び、私たちにとって身近な犯罪の一つです。近年、防犯意識の向上や監視カメラの普及などにより認知件数は減少傾向にありますが、それでもなお、多くの被害が発生しているため、注意が必要です。一昔前、二〇〇八年には十五万件を超える車上狙いが発生しました。これは、単純計算すると毎日四百件以上の自動車が被害に遭っていたことになります。車上荒らしの犯人は、窓ガラスを割ったり、ドアの鍵をこじ開けたりして車内に侵入します。中には、わずかな窓の隙間から特殊な器具を使ってドアロックを解除する巧妙な手口を使う犯人もいます。車内に放置されたバッグや財布はもちろんのこと、カーナビやオーディオ機器、ドライブレコーダーなども盗難の対象になります。また、スペアタイヤや工具なども盗まれることがあります。車上荒らしの被害に遭わないためには、自動車を駐車する場所や時間帯にも注意が必要です。人通りの少ない場所や暗い場所、長時間駐車する場合は特に注意が必要です。防犯対策として、自動車に警報装置を取り付けたり、ハンドルロックやタイヤロックを使用するなどの対策が有効です。また、車内に貴重品を放置しないことはもちろん、見えるところに荷物やバッグを置かないようにすることも大切です。たとえ短時間であっても、必ず窓を閉め、ドアロックを確認する習慣を身に付けましょう。防犯対策をしっかりと行い、車上荒らしから大切な財産を守りましょう。
防犯用品

自動車盗難を防ぐ!イモビライザーとは?

自動車盗難を防ぐ、電子式の装置であるイモビライザーについて解説します。イモビライザーは、鍵と車本体が、まるで暗号のやり取りをするように、連動して働きます。まず、運転席のドアを開けて鍵を差し込みます。すると、鍵に埋め込まれた小さな電子部品である電子チップが、電波を通じて、車本体に備え付けられた装置に特別な番号を送ります。この番号は、鍵ごとに異なる固有の識別番号であり、複製はできません。車本体にも、あらかじめ同じ番号が記憶されています。車本体は、鍵から受け取った識別番号と、記憶している番号を照合します。もし二つの番号が一致すれば、エンジンが始動できる仕組みです。これは、まるで二つの番号が合致して初めて扉が開く、宝箱のようなものです。もし複製された鍵が使われた場合はどうなるでしょうか。複製された鍵は、形は同じでも、正規の鍵とは異なる識別番号を持っています。そのため、車本体に記憶されている番号とは一致しません。番号が一致しない限り、エンジンは始動しません。つまり、たとえ鍵を物理的に複製しても、車は盗めないのです。このように、イモビライザーは、従来の物理的な鍵だけでは車を盗むことができないようにする、高度な盗難防止システムと言えるでしょう。この仕組みにより、自動車盗難のリスクを大きく減らすことができます。