異常気象 竜巻から身を守る!
竜巻とは、積乱雲に伴って発生する、激しく回転する空気の渦のことです。まるで天から降りてくる巨大な柱のような姿で、その太さは十数メートルから大きいものでは数百メートルにもなります。この空気の渦は、ものすごい速さで回転しながら動き回り、地面にある家屋や木々などを巻き上げて、大きな被害をもたらします。竜巻は、陸の上では漏斗(ろうと)のような形、あるいは柱のような形の雲として見られます。海の上では海水を巻き上げ、水の柱を作ることもあります。竜巻の発生は急に起こることが多く、予測するのが難しい自然現象の一つです。発生する季節は主に春から夏にかけてで、特に大気が不安定になりやすい午後に多く発生します。竜巻がどのようにしてできるのか、詳しい仕組みはまだすべてが解明されているわけではありません。しかし、積乱雲の中で起こる強い上昇気流と下降気流、そして水平方向に吹く風の変化が大きく関係していると考えられています。これらの空気の流れが複雑に作用し合うことで、回転する空気の渦が作られます。そして、それが地面に届くことで竜巻となるのです。竜巻の発生を正確に予測することは難しいですが、気象レーダーや気象衛星を使った観測によって、竜巻が発生する可能性をある程度知ることができます。竜巻注意情報などに注意し、空の様子や風の変化など、竜巻発生の兆候に気を配ることが大切です。たとえば、急に暗くなり、冷たい風が吹き始め、雷が激しく鳴り始めたら、竜巻が発生する可能性があります。このような時には、丈夫な建物の中に避難するなど、自分の身を守る行動を心がけましょう。
