血管攣縮性狭心症

記事数:(1)

救命治療

異型狭心症:血管の痙攣による胸の痛み

異型狭心症は、心臓を覆う冠動脈という血管がけいれんを起こし、一時的に狭くなったり、詰まったりすることで起こる胸の痛みです。心臓の筋肉に必要な血液が十分に届かなくなることで胸の痛みを感じますが、これを狭心症といいます。狭心症にはいくつか種類がありますが、異型狭心症は血管の壁が厚くなる動脈硬化が原因ではなく、血管自体のけいれんが主な原因という特徴があります。この血管のけいれんは、心臓の表面に近い比較的太い冠動脈で起こります。一時的に血流が遮断されたり、流れが悪くなったりすることで、心臓の筋肉に酸素が十分に届かなくなります。そのため、突然、激しい胸の痛みや圧迫感に襲われます。異型狭心症の症状は、安静にしている時、特に夜間から早朝にかけて現れやすい傾向があります。激しい運動によって引き起こされることは珍しく、むしろ精神的なストレスや、たばこ、お酒などが引き金となることが多いです。異型狭心症は、放置すると心筋梗塞を引き起こす可能性もあるため、適切な治療が必要です。症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診し、医師の診察を受けることが重要です。早期発見、早期治療によって、重症化を防ぐことができます。